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歴史小説 植松三土里氏

歴史小説家、植松三土里氏の講演をきいて、初めて、歴史上の人物、それも歴史に埋もれた人物、歴史的に評価の低い人物に関心をもった。というのも、植松氏が、「そんな人がいたのかという驚き。歴史的に評価の低い人にも言い分がある。その人の言い分を代理してあげるのが著作の原動力になっている。」ときき、俄然、興味がわいてきました。

講演では、初代文部大臣を務めた森有礼夫人、常の半生について話をききました。英国ビクトリア女王に謁見したときなどは、その豊かな社交性で、「小さな女王」と呼ばれていたという。「パイオニアになった女性は苦労を背負っている。お常も大変な人生を送った。国際社会に初めて出て行った女性としてもう少し高く評価したい。」と語られた。植松さんが、静岡新聞で記事を連載しているときは、物語に夢中になった読者ファンの追っかけがいらしたそうで。講演後、植松氏の本を読みはじめ、瞬間にして物語に夢中になってしまう自分がいました。物語の主人公の魅力も十分あると思いますが、植松氏の文に読者がのめり込むのだと思います。ただいま、2冊目読書中。

ちなみに、植松氏は静岡出身、常も静岡出身なので、余計に親近感を持ちます。


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