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金沢市近江町交流プラザ視察

 街中の賑わいのためと、約300年の歴史ある近江町市場の再開発をし、5階建てのビルが建築された。3階と4階が交流プラザで、街中の学習と市民交流の拠点と位置づけ、ちびっこ広場、食育広場を3階に、研修室、和室、プレールーム等が4階に設けられていた。昨年、平成27年度は3〜4階だけで9万8千人の利用者があった。3階にあるこどもの一時預かり所では、2,000人が利用した。交流プラザと市場を併設することによって、相互に利用が増えたという。また北陸新幹線が開通したことによって金曜日では21,000人で143.82%、土曜日では30,000人の149.21%、日曜日では32,000人の240.92%(平成26年度)来場者が増えたそうだ。今後は地元の人たちのニーズと観光客をたのしませるよう、両方によい市場となっていくことが望まれている。3階の食育関連の事業は興味深く、食育キッズマイスター認証制度がある。調理や鍋、包丁の使い方、食事マナーの6回基礎コースと金沢の食文化、季節や地元の食材を使っての料理4回コースの計10回コースを終了するとマイスターと認証される。これは昨年スタートして31人が認定されている。年齢は小学校3年から中学3年までだ。個人的にはせっかく金沢なのだから九谷焼きの器を使用する食事も取り入れると、これも素晴らしい教育になると思った。よいもの、本物に子供のころから体験できたら本当に良いと思う。ものを大事にするということを教える延長線上にもあります。

 再開発にあたっては、身の丈にあうものとして、2ヘクタールを0.9ヘクタールにし、5事業費約11.8億円をかけたそうだ。ここは金沢駅からも近く、今後、観光客も見込まれ、市民の利用も見込まれていくと思う。交流プラザ利用者数9万人を見込み事業を進めたそうだが、現在、その計画通りになっている。

余談だが、市場ではマグロは圧倒的に少なかった。カニ、エビ、のどぐろ、タコ。加賀野菜と、日本もところかわれば、食材も違って、食の豊かさを感じた。

金沢市近江町交流プラザ

http://www4.city.kanazawa.lg.jp/22045/oumicho.html

近江町市場

http://ohmicho-ichiba.com

2016年5月10日


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