地域を健康にするまちづくり

August 16, 2016

 

講義:地域を健康にするまちづくりーSmart Wellness City-

           講師 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 久野譜也氏

 

「まち」の健康が「人」の健康に影響をする。今回の講義はここが大きなポイントである。

では、どんなまちが人を健康にするのか。

 

 身体の変化として、60歳の壁、これは、中年時代のメタボによって動脈が元気でいるかいないのかということ。70歳の壁は筋肉量がへるということ。動脈、筋肉、脳の3つが健康でいるためのポイントとなる。WHOの発表によると、死のリスクが高いのは1.血圧 2.タバコ 3.高血糖(糖尿病) そして4番目に運動不足があげられている。歩くことがリスクに対して効果があるという。また、認知症の要因としても運動不足があげられている。したがって、2種類の運動、ひとつはウオーキング(動脈)、もう一つは筋トレが必要でそれに食を大切にすること。

 つくばウエルネスリサーチが行った見附市のデータによると、7割が運動不足でそのうち、7割はやる気がない、また情報を掴んでいない。この7割の住民にうったえる自治体の戦略が必要となってくる。要は無関心層を動かす戦略である。ポイントは3つ、無関心層がうごきたくなるアクション、無関心でも健康になれる都市づくり、無関心層にも届くコミュニティ単位での情報提供の仕組みづくり。(見附市健幸づくり推進計画参照)

 現在では「Smart Wellness City首長研究会(SWC)」(会長新潟県見附市長)が33都道府県、62区市町で展開されている。このプロジェクトは、「ウエルネス(=健幸:個々人が健康かつ生きがいを持ち、安心安全で豊かな生活を営むことのできること)」をこれからの「まちづくり政策」の中核に捉え、健康に関心のある層だけが参加するこれまでの政策から脱却し、市民誰もが参加し、生活習慣病予防及び寝たきり予防を可能とするまちづくりを目指している。(Smart Wellness City首長研究会ホームページ参照)

 

 他国の事例として、ドイツ・フライブルク市では、車の進入禁止区域にしてある中心市街地でしか日常品を購買できないようにしているなど、必然的に住民が歩くまちづくりをしている。また、フランス・ナント市では、公共交通優先の政策をとるなどしている。

 

 健康でいるために必要な運動、運動の種類、そしてそのためにどのようなまちづくりが大切であるのか講義をうけました。富士市で類似するものは、ふじさん青春マイレージだと思います。この事業の成功には、7割の無関心層にどのように訴えて、実行をしていただくか。この点を富士市でも見直しをすることが事業の成功に不可欠であると思います。 

 

 

Smart Wellness City首長研究会

http://www.swc.jp

 

見附市健幸づくり推進計画

http://www.city.mitsuke.niigata.jp/5894.htm

 

つくばウエルネスリサーチ

http://www.twr.jp

 

ふじさん青春マイレージ

http://www.city.fuji.shizuoka.jp/kenkou/c0103/fmervo000001i8np.html

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